D.D.Palmer(D.D.パーマー)
D.D.パーマー。(1845~1913)
カイロプラクティックの発見者です。
1895年9月18日、D.D.パーマーによって最初の脊柱のアジャストメントを受けたハービー・リラード氏は、17年振りに聴力を取り戻します。
このアジャストメントがカイロプラクティックの歴史の始まりとなりました。
B.J.Palmer(B.J.パーマー)
B.J.パーマー。(1882-1961)
カイロプラクティックの発展者です。
父、D.D.パーマーによって発見されたカイロプラクティックをさらに発展させた上部頸椎カイロプラクティックの創始者です。
1930年にアジャストメントの対象を上部頚椎のみに限定するH.I.O.と言う学説が発表します。
そして1950(昭和25年)、H.I.O.はB.J.パーマーによって、Specific Chiropracticと名称を改めました。
Chiropractic(カイロプラクティック)
カイロプラクティックは1895年にD.D.パーマーにより発見された自然療法です。体はイネイト・インテリジェンスにより維持されています。カイロプラクティックでは、それらの働きを妨害している背骨の一部である椎骨の変位(ズレ)による神経伝達妨害が取り除かれる事で、あなたの体が自分の力で健康な状態に導かれると考えます。
Chiropractor(カイロプラクター)
カイロプラクティックの哲学・理論を持って『サブラクセイション』を追求し、カイロプラクティックを行う人をいいます。あなたが訴える症状・病名は何であろうと、いくつあろうと関係ありません。カイロプラクターはサブラクセイションをアジャストし、あなたの体の診断と治療はすべて自然に任せます。
Specific Chiropractic(スペシフィック・カイロプラクティック)
上部頸椎カイロプラクティックのことです。
1930年にこの学説・方法が提唱された当時、H.I.O.と呼ばれていましたが、1950年にB.J.パーマーがパーマー・スクールの責任者に、H.I.O.の呼び方をSpecific Chiropracticと改める様に指示、以降この呼び名になっていきました。Specific Chiropractic(スペシフィック・カイロプラクティック)では症状に対しての治療ではなく、subluxation(サブラクセイション)を取り除くことを目的としています。
Innate Intelligence(イネイト・インテリジェンス)
カイロプラクティックでは次のように考えます。
全ての生命体に生まれながらに備わっている、生命維持・種族保存のために備わっている英知。先天的知能。自然治癒力もイネイト・インテリジェンスの一部です。365日、常に体を正常な状態に維持しようと体のすべてに働きかけています。この世に生まれて、死に至るまで体に働きかけます。
目には見えませんが、いつの日か科学の力で証明され、認められることでしょう。
Subluxation(サブラクセイション)
人間は、体を動かし、内側から調整し、傷ついた組織を治す力をもっています。それらの力は脳から神経系を通して体へ届き、そして働きます。
サブラクセイションとは、椎骨(背骨を構成する一つ一つの骨のこと)の変位(ズレ)により、その脳からの神経伝達に妨害が起こっている状態をさします。
Adjustment (アジャストメント)
一般的にはカイロプラクターによる椎骨の矯正で知られています。
上部頸椎カイロプラクティックではサブラクセイションを取り除く為の働きかけのことを指します。
上部頸椎カイロプラクティックにおける真の意味でのアジャストメントは、サブラクセイションの条件が揃った椎骨へ働きかけ、イネイト・インテリジェンスがアジャストメントを行う事だと考えます。
上部頸椎
上部頸椎カイロプラクティックのアジャストメント対象である、第一・第二頸椎のことを指します。
C1(Atlas),C2(Axis)で構成されています。
日本では、第2頸椎の事は「喉仏」として知られています。
延髄
脳の一部で、脳幹に属します。感覚神経・運動神経・自律神経の核があります。筋緊張の調整をしたり、呼吸・運動中枢があるため生命を維持するのにとても重要な場所なのです。
脳
終脳(大脳半球)、間脳(視床、視床下部)、脳幹(中脳、橋、延髄)、小脳で構成されています。体を維持するための中枢です。
※脳幹は、大脳核から延髄までを脳幹とする場合と、中脳から延髄を脳幹とする場合があります。
脳幹
中脳・橋・延髄で構成されています。中脳・橋・延髄は3対の小脳脚により小脳と接続します。運動神経・感覚神経の核、脳内の神経連絡路があり、また意識水準調整、筋緊張の調整、心臓血管や呼吸の調整を行います。
※脳幹は、大脳核から延髄までを脳幹とする場合と、中脳から延髄を脳幹とする場合があります。